産後ママのあなたはどんな目的で【骨盤矯正】を受けますか?
- 腰痛改善
- 産後太り改善
- 体質改善
- 体型改善
- 健康目的
様々な目的をもって通院していることでしょう。
上記の悩みを改善するために、産後は【骨盤矯正】をすることが近年当たり前になってきていますね。
しかし、整体院や整骨院は世の中にたくさんあり、その中で施術方法もまたそれぞれ違います。
どの施術が良いかどうか、実際に施術を受けてみないとわかりませんよね?
当院にいらっしゃる患者様も、『何件も行って骨盤矯正を受けたけど、自分に合うところが見つからない』と話す方もいらっしゃいました。
そこで今回は【骨盤矯正】を行う【施術の種類】をご紹介します。
目次
産後骨盤矯正の必要性
産後に限らず妊娠中から骨盤は広がっていきます。
出産後も広がった骨盤は完全に元のサイズに戻らないことが多く、歪みを伴うこともしばしばあります。
骨盤の歪みからの影響
《骨盤の歪み》は、様々な概念が存在します。
一般的な概念は、骨盤の①捻転②高低差(脚長差)③前後傾 がありますので確認し、診断します。
- 腰痛
- 肩こり
- 膝痛
- 股関節痛
- 恥骨痛
- 腹痛、便秘、腹部違和感
- 神経痛
このような症状が産前には自覚しなかったのに、産後に現れた場合は骨盤矯正を行いましょう。
骨盤の開きからの影響
《骨盤の開き》には①横軸の広がり②前方への開き がありますので確認し、診断します。
- 腰痛
- 骨盤回りの不安定感
- 恥骨痛
- 腹痛、便秘、腹部違和感
- 尿漏れ
- 下腹ぽっこり
- 産後太り(腰、お尻、太もも)
- むくみ
このような症状が産後から現れた場合は骨盤矯正で《骨盤を閉じる》施術を行いましょう。
骨盤が歪むメカニズム
ここでは簡単に骨盤が歪む仕組みについてご説明します。
骨盤が歪む原因は
- 座り方、立ち方などからくる姿勢
- 筋力低下、筋緊張
- 過度な負荷
- 偏った負荷
から影響を受けて起こることが多くあります。
更にわかりやすくすると《骨盤に付着する筋肉》が原因です。
【骨盤に付着し歪みの原因になる筋肉】
・腰方形筋(腰)
・内、外腹斜筋(腰)
・大殿筋(お尻)
・中殿筋(お尻)
・腸腰筋(骨盤)
・ハムストリングス(太もも)
・大腿四頭筋(太もも)
・大腿筋膜張筋(太もも)
・長内転筋(太もも)
・大内転筋(太もも)
これら(腰、お尻、太もも)の筋肉が上記4つの理由により、緊張して固くなり腸骨(骨盤)を牽引して歪んでしまいます。
①悪い座り方、立ち方による姿勢で偏った筋肉への負担により、筋肉が固く緊張して骨盤を引っ張り牽引して歪みます。
②筋力が低下すると筋肉は働きを制限して使用する分の力だけで動こうと、小さく固くなります(筋委縮)。また何らかの理由で筋肉が固く緊張すれば骨盤は引っ張られ牽引されて歪みます。
③日常生活動作以上の強い負荷が体にかかる場合、筋肉は強く収縮し付着部を牽引します。反復で動作を行うほど歪むことが多くなります。(例 雪かき スコップ作業)
④普段から偏って体をひねったり、脚を組んだり、片方で抱えたりする生活リズムの場合、負荷が偏ってしまい筋肉への緊張も左右差がでます。
骨盤は【腸骨、恥骨、仙骨、坐骨、尾骨】と様々な骨の集合体の総称です。
妊娠や出産、生理の際には【仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節】という部分と【左右の恥骨をつなぐ恥骨結合】という部分が徐々に開いていきます。
骨盤が開くことで骨盤の底に存在する【骨盤底筋群】が緩んでしまいます。
【骨盤底筋群】には、子宮や内臓器を下に落ちないように支える力が働いていますので、緩んでしまうと圧迫してお腹が出てしまったり腰痛の原因になる場合があります。
骨盤が元の状態に閉じることで骨盤底筋群に力が戻り、引き締まって正しい機能を発揮します。
骨盤矯正の種類
骨盤矯正として①マッサージ系②ストレッチ系③アジャスト系④カイロプラクティック系と大まかに4種類ほどの施術方法があります。
それぞれの骨盤矯正において【産後骨盤矯正】として特徴をご紹介します。
その中でも
- 矯正力(しっかり骨盤矯正できているか)
- 保持力(整ったあとのキープ力)
- 閉骨力(骨盤を閉じる力)※造語です
- 気持ちよさ(気持ちよく感じる施術か)
- 施術時間(骨盤矯正にかかる時間)
以上の5つの観点で評価していきます。
①マッサージ系骨盤矯正
骨盤回りの筋肉をマッサージし、筋肉の緊張を取り除くだけの施術です。
- 矯正力△→マッサージでは骨盤を動かす効果を期待できません。
- 保持力△→骨盤を動かすことができないので保持もできません。
- 閉骨力×→マッサージでは骨盤を閉じることができません。
- 気持ちよさ◎→筋肉が緊張している部位をほぐされるので気持ち良いでしょう。
- 施術時間△→マッサージでは筋肉を緩めるのに時間がかかります。
②ストレッチ系骨盤矯正
骨盤の歪みの原因である筋肉を伸ばし、牽引力を弱め正しいポジショニングに整える施術です。ヨガもストレッチ系に当てはまります。
- 矯正力〇→原因の筋肉を集中して狙えるため効果を期待できます。
- 保持力〇→しっかりと筋肉を弛緩させることと、自分でも原因の筋肉を緩めることもできますので効果を期待できます。
- 閉骨力△→ストレッチでは【閉じる】内側への力を与えることができません。
- 気持ちよさ〇→マッサージには劣りますが心地よく伸ばすことができます。
- 施術時間△→マッサージより時短ですが、大きい筋肉を緩めるのに時間がかかります。
③アジャスト系骨盤矯正
バキバキポキポキと骨を鳴らす手技です。これもカイロプラクティックスキルですが今回は差別化しています。
実際に音が鳴る原理は解明されていませんが、関節を覆う関節包の中に存在する空気がはじける際に生じる音というのが有力です。
- 矯正力〇→関節可動域に変化がでれば効果を期待できます。
- 保持力△→1度鳴らしてから30分程時間が経てば再び鳴らすことができます。
- 閉骨力〇→骨盤を内側に閉じる方向へ力を与えることができます。その後は自家矯正力に期待できます。
- 気持ちよさ◎→怖さを抱く方もいると思いますが、正しく行えば問題ありません。すっきりする感覚があるはずです。技術のある信頼できる先生に頼みましょう。
- 施術時間◎→骨盤付近が鳴るポイントは少ないので手技はすぐ終わります。ストレッチと合わせる先生が多い印象です。
④カイロプラクティック系骨盤矯正
カイロプラクティックの手技は様々ありますが、今回は『トムソンテーブル』を使用した骨盤矯正に限定してご紹介します。
※トムソンテーブルとは、頭部、胸部、腹部、骨盤を含む下半身部分の4つのパーツで構成されているベッドで、コンプレッサーから空気を送りベッドを2センチほど浮かせ、ベッドが落ちる衝撃で骨格を矯正するベッドです。
- 矯正力◎→筋肉ではなく、直接骨にアプローチします。身体に負担をかけずに効果が期待できます。
- 保持力〇→筋肉の固さを緩める効果は少ないので、筋肉が固い人ほど元に戻ります。
- 閉骨力◎→骨盤矯正の手技の中で一番効果的です。
- 気持ちよさ△→気持ち良い、良くないという感覚はありません。
- 施術時間◎→骨盤の歪むポイントだけを施術するのですぐ終わります。アジャスト系と合わせる先生が多い印象です。
⑤骨盤矯正が自宅でできるオススメ骨盤ベルト
ベルタ骨盤ベルトは、産後のゆがんだ骨盤を正しい位置にサポートしてくれる骨盤矯正ベルトです。
2段階の加圧調整ができるので、初めての方でも安心!
一般的な骨盤ベルトは、分厚くて服の下にはつけられず、結局普段使いできない…という方が多いですが、ベルタ骨盤ベルトはスリムタイプなので、服の下に着ても邪魔になりません。
骨盤ベルトは、続けて装着することが一番効果を実感できます。
ベルタ骨盤ベルト、家事や育児で活動の多い日中も体にフィットしてずれにくいため、続けられる!と評判の骨盤ベルトです。
どの【骨盤矯正】が良いか?
骨盤の矯正力や骨盤を閉じる安定感を優先するのであればカイロプラクティック系
時間をかけてじっくり筋肉を伸ばしながら緩めて矯正するのであればストレッチ系がおすすめです。
通うのが難しい、自分の力で歪み改善を目指したい!という方は、骨盤矯正ベルトがおすすめです。
まとめ
まずは施術を受ける前にホームページなどで情報を確認し、自分に合いそうかどうか判断しましょう。
良くわからない場合は直接整体院や整骨院に電話して相談してみてはいかがでしょうか?
この記事を参考に、自分に合った整体院、整骨院が見つかれば幸いです。